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研究チームの論文が国際誌に採択!

弊社の産業領域研究(働く人の健康分野)チームの研究論文

Relationship between occupational stress and presenteeism status among workers in small and medium-sized enterprises ” が国際誌にアクセプトされました.

島根県内各地のたくさんの企業さまにご協力いただき収集したデータをもとに研究プロジェクトです.

いつも弊社の「働く人とともに創る」健康経営支援事業にご理解とご支援を賜り,ありがとうございます.

以下は研究内容をわかりやすくまとめております.是非ご一読いただけますと幸いです.


Relationship between occupational stress and presenteeism status among workers in small and medium-sized enterprises

( 中小企業で働く人における職業性ストレスプレゼンティーイズム状態との関係 )

※プレゼンティーイズムとは… 体調不良でありながら出勤し生産性が低下している状態

※画像は企業さまで実施する現場見学・ヒアリングのイメージ

本研究は,健康問題を抱えているが生産性は低下していない「プレ プレゼンティーズム」状態の働く人の特徴を明らかにすることを目的に実施しました.

島根県内の中小企業で働く554人を対象とし,過去1ヶ月の健康問題の有無と仕事への影響を尋ね,

「症状なし」「プレ プレゼンティーズム」「プレゼンティーズム」の3群に分類したところ,

対象者の30.1%が「プレ プレゼンティーズム」群,52.0%が「プレゼンティーズム群」に分類されました.

ストレス反応の高さと社会的支援(職場,家庭)の乏しさは「プレ プレゼンティーイズム」群と「プレゼンティーイズム」群の

両方に関連しており,仕事のストレス要因の高さと仕事・生活満足度の低さは「プレゼンティーイズム」群のみに関連していました.

最も多い健康問題は両群とも首や肩のこり,次いで目の問題,腰痛であることもわかりました.

(ストレス反応:活気,不安感など)

(仕事のストレス要因:仕事負担量・質,身体的負担,職場環境など) 詳しくはこちら

本研究結果から,プレゼンティーズムの予防には「ストレス反応」と「社会的支援(組織の上司,同僚,家族などのサポート)」に加えて,「仕事のストレス要因」と「仕事・生活満足度」が関連する可能性がわかりました.

(※プレゼンティーイズムとは… 体調不良でありながら出勤し生産性が低下している状態)

Canvasでは,職場での参加型研修やワークショップなどをうまく活用しながら,ストレスへの対策や理解しあえる組織風土の活性化をサポートさせていただいております.

今後も「働く皆さま」の健康管理・健康経営のサポートにより,企業さまの事業活動に貢献いたします.