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研究チームの論文が国際誌に採択!

弊社の産業領域研究(働く人の健康分野)チームの研究論文

Association between Different Types of Physical Activity and Occupational Stress in Japanese Workers: A Cross-Sectional Study ” が国際誌にアクセプトされました.

創業当初から県内各地の企業さまにご協力を賜り,収集したデータをもとに展開した研究プロジェクトです.

平素より,弊社の社会課題に対する事業活動へご理解とご支援をいただき誠にありがとうございます.

以下は研究内容をわかりやすくまとめました.是非お読み頂けますと嬉しいです.


Association between Different Types of Physical Activity and Occupational Stress in Japanese Workers: A Cross-Sectional Study 

日本国内の働く人における「様々な種類の身体活動」と「職業的ストレス」の関連性:横断研究)

本研究では,職場での身体活動がストレスに及ぼす影響について調査しました.

職場でのストレスは,健康に悪影響を及ぼす大きな問題になることがわかっています.

働く人の半数以上が過度なストレスを感じているとの報告がされており,これに対処するための方法が求められています.

今回の研究は,異なる種類の身体活動が職場でのストレスにどのような影響を与えるかを調べることを目的としました.

島根県内中小企業863名の働く人を対象に,「職業性ストレス簡易調査票」を用いて心理的・身体的ストレス反応を評価しました.

また仕事関連の身体活動(座っている時間,立っている時間,歩いている時間,重労働時間,中〜高強度の身体活動時間)と

運動ベースの身体活動(柔軟性運動,筋トレ,歩く頻度)をアンケートで測定しました.

調査の結果,仕事関連の「中高強度身体活動」が1日108分を超える人は,0〜42分の労働者と比較して,高い心理的ストレス反応を示すことが分かりました.

運動ベースの身体活動については,「柔軟性運動」または「歩行」を週5回以上行う人,筋トレを週1〜3回行う人は,

運動を行わない人と比較して,低い心理的ストレス反応を示しました.

また週5回以上の「柔軟性運動」を行う人は,運動を行わない人と比較して,低い身体的ストレス反応を示すことが分かりました.

「柔軟性運動」や「筋力トレーニング」,「歩行」といった運動主体の活動が,心理的・身体的ストレスを軽減する

ことを示した本研究の結果は,「企業・働く人」への健康管理・健康経営に活用を見込むことができます.

私たちCanvasは経営者さま・管理者さま,社員さまと一緒に創る「健康経営」の実践,

そしてデータ収集による研究をもとに,効果的なコンサルティングと働く皆さまが安心できる丁寧なサポートで

企業さまの事業活動に貢献いたします!